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ビジネス成長の決め手!「黒字社員」の増やし方
第7回:社員版「できる仲間の集め方」(1)

ビジネスコーチ(株)代表取締役 細川 馨 ビジネスコーチ(株)代表取締役 細川 馨

 前回まで3回にわたり「パワーパートナー」の集め方を、お伝えしてきました。パワーパートナーは「できる仲間」とも言えます。そして、ビジネスを爆発的に飛躍させ、企業の成長と発展のためには避けて通れないヒトとカネの問題を一挙に解決してくれます。 

 こうした考え方や経験に基づく知見を、多くの方に役立てていただこうということで、「できる仲間の集め方」と題した拙著を、この11月に日経BP社から上梓することとなりました。本連載でお伝えした内容も盛り込み、さらに充実させた内容で、読者のみなさまのビジネスの飛躍、企業の成長と発展の一助になるものと自負しています。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご一読ください。

 さて、今回からは、本連載の主題である「黒字社員」の増やし方について具体的に、お伝えしていきます。

黒字社員の資質とは

 本連載の第1回で、黒字社員のことを、自ら考えて動く「自発的人材」であり、それによってビジネスの成長に貢献し、企業に利益をもたらす社員となる人材だと説明しました。この黒字社員を集めるには、まず、その人が黒字社員の資質を備えているかどうか、見極めなければなりません。そのためのポイントを以下に挙げていきましょう。

 最初に挙げるのは、「自発性」です。黒字社員のことを自発的人材と説明したので、当然ではありますが、やはり最も重要なポイントの一つです。自発性は、「自ら考えて仕事の優先順位をつけられること」と言ってもよいでしょう。目の前の仕事を手当たり次第にこなすのではなく、今、何が最も重要かを判断して優先順位をつけ、その実行のために必要なことを自ら考え、見つけて行動する姿勢が求められます。

 これに関連して、「段取り上手」というのも挙げられます。例えば、商談に臨む際に、事前に見込み客を調べ、有益な情報を用意し、ストーリーを立てておく。行き当たりばったりの出たとこ勝負ではダメです。

 自発性と同様に重視したいのは、「成果にこだわること」です。プロスポーツ選手がよく「結果を出してナンボ」などと言いますが、最終目標を達成して初めて、仕事をしたと捉える人です。結果がお金に結びつくのであり、努力しても結果が出なかったら、お金をもらえないという考えです。「プロ意識の高い人」と言ってもいいでしょう。対照的に、「額に汗して働くことが大切」ということを第一義と捉えている人は、黒字社員にはなりません。

相手の話をよく聞き、立場を考えられる

 そして、成果にこだわる、プロ意識の高い人に通じることだと思いますが、「最短・最速の方策を考えられる」というのも、重要な資質です。「大きな成果を早く上げるには、相手先の上層部に会うのが望ましい。その手段は? 相手先の誰を通せばよいのか? 自社にパイプを持つ社員はいないか?」といったことを考えて、実行できるかどうかです。ダメなのは、「足繁く通い、ゴルフも付き合っているうちに、何かしらチャンスが開けるだろう」というような考え方です。

 相手との接し方も重要です。まず、「相手の話をよく聞く」こと。自分が話すよりも、相手の話を聞いている時間の方が長い人です。雑談も含めて、いろいろな話をされても、肝心な内容は聞き逃しません。逆に、相手の話を十分に聞かず、自分の言いたいことだけをいうような人はダメです。

 そして、「相手の立場を考えられる」ことも大事です。自分の儲けだけではなく、相手にとってのメリットも考えられ、その相手との長くいい関係を築いていけるような考え方が必要です。

自社の理念に共感し、価値観が一致するか

 以上のような資質に加えて、非常に大切なことがあります。それは、自社の理念に共感してもらえるかどうかです。

 いわゆる「いい大学」を出ていることも、優れた人材の条件の一つになるかもしれません。しかし、会社に入ってからの「いい人材」、つまり黒字社員になるには、その会社の理念に共感してもらうことのほうが、もっと重要です。
 
 もう一つ重要なのが、価値観の一致です。最近では多くの企業が、自社のミッションやビジョン、価値観などを定義していると思います。このうち、価値観は個人にもあります。個人と企業の価値観が一致していれば、それだけ両者の親和性が高く、その個人が黒字社員化する可能性が高くなります。また、両者の価値観が変わらなければ、黒字社員となったその人が離職するリスクが低くなります。

 社員の価値観を知ることは、企業にとって重要であると同時に、本人にとっても、所属するチームや部署などにとっても、プラスになります。人間の成長は、他の価値観を受け入れることから始まります。多くの人は、自覚している以上に、自分の価値観のみが正しいと信じがちで、他の価値観を受け入れられないものです。

 企業の組織のように、複数の人間で一つの目標を達成するためには、各メンバーの価値観を知ることは、とても重要なのです。

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