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ビジネス成長の決め手!「黒字社員」の増やし方
第11回:マーシャル・ゴールドスミス
~ 最初で最高のパワーパートナー

ビジネスコーチ(株) 代表取締役 細川 馨 ビジネスコーチ(株) 代表取締役 細川 馨

 今回は、この連載でも度々登場してきた、当社の最初で最高のパワーパートナー、マーシャル・ゴールドスミスについてです。世界的なエグゼクティブコーチングの世界的な第一人者である彼が、なぜ当社のパワーパートナー、つまり“できる仲間”になってくれたのか。そして、そのことが当社に、どのような効果をもたらしたのか。少しご紹介したいと思います。

 より詳しく知りたい、と思われる方は、この11月に日経BP社から発行された拙著『できる仲間の集め方』( https://www.amazon.co.jp/dp/4822235890/ )を、ぜひお読みください。ビジネスの成長を加速させる実践的なノウハウとともに、ご紹介しています。

日本招聘を二つ返事で了解

 マーシャルとの出会いは2007年。5月にカナダのバンクーバーで開催された世界ビジネスコーチ協会(WABC)のカンファレンスに、当社が業務提携している米国のビジネスコーチ・ドットコム社のゲイリー・ヘンソンとともに参加し、マーシャルの講演を初めて聞き、たいへんな感銘を受けました。

 マーシャルの高名は、ゲイリーから事前に聞いていましたが、実際に講演を聞き、「エグゼクティブコーチングのグル(先導者)」と呼ばれるだけの話術とカリスマ性に、すっかり魅了されてしまいました。

 同年10月にも、マーシャルが参加するビジネスコーチングの世界大会が開かれることを知り、参加します。そして、マーシャルの講演を聞いた後、本人に会いに行きました。それまでの自分の経歴や実績、著書などを披露し、最後に、「来年、日本に来て、我々日本人にもビジネスコーチングを教えてほしい」と、お願いしたのです。

 すると意外にも、マーシャルは二つ返事で了解してくれました。こうして、2008年9月に、当社招聘によるマーシャル・ゴールドスミス初来日が実現したのでした。

未来を変える「フィードフォワード」

 マーシャルによるエグゼクティブコーチングには、「360度フィードバック」「職場を壊しかねない上司の20の悪い癖」など、様々な特徴的で実践的な手法があります。「フィードフォワード」も、その一つです。

 よく使われる「フィードバック」は、過去の行動を評価して、今後の成長に生かすというもの。これに対して「フィードフォワード」は、過去を評価しないことによって、未来を変えるというものです。

 過去は、すでに起きてしまったことですから、変えられません。とりわけ、失敗した過去であれば、「同じ過ちは繰り返さない」という戒めにはなりますが、どうしても暗くネガティブな気持ちになってしまいがちです。

 一方、未来は変えられます。例えばビジネスシーンで上司が部下に対する際に、間違いを指摘するよりも、成功するためのアイデアを与えたほうが、部下はポジティブな未来を描けて、生き生きと成長できます。これが、「フィードフォワード」によるコーチングです。マーシャルの言葉を借りれば、次のように集約されます。

 ── 人に対して「間違っている」と証明するよりも、「正しいことを学ぶ」ように手助けするほうが、生産的である。

 私たちは、もう少し多くの人を手助けし、人を判断(批判)することをもう少し減らせば、人間関係やコミュニケーションの質は改善されるというのです。でも、もし、どうしても何か言いたくなってしまったら、どうするのか。

 Breathe.(深呼吸しなさい)

 話す前に深呼吸し、それを言うことに価値があるのか、自分自身に問いかけてみるといいでしょう。

世界で最も影響力の高い経営思想家

 2008年のマーシャル初来日によって、すぐに当社の成長が加速したかというと、そうはうまくいきませんでした。本連載でも少し触れましたが、この年には、あのリーマンショックがあり、その影響も受けて、すぐに大きな成果には結びつけられなかったのです。

 それが、3年後の2011年、マーシャル関連で大きな動きがありました。前回の初来日からは間があいてしまいましたが、私とマーシャルは、その間も頻繁に連絡をとり続けていて、同年7月に2度目の来日を実現できました。

 この時は、法人研修やエグゼクティブコーチング・スクール(ワンデイスクール)などを開催。例えば、スクールの料金は1日40万円でしたが、満員御礼となりました。前回、2008年の時は、1日20万円でも席が埋まらなかったのにです。リーマンショックによる不況が多少やわらいできたことも背景にあったと思いますが、最大の理由は、この3年間でマーシャルの世界的価値が高まったことにあります。

 経営思想家やビジネスリーダーの格付けとして、最も権威の高いものの一つに「Thinkers50」があります。英国のビジネススクールの機関誌や大学関係者が中心となって、「世界で最も影響力の高い経営思想家50人」を選ぶもので、2001年に始まり、隔年で発表されています。

 その「Thinkers50」の総合ランキングにおいて、マーシャルは、2005年以前は50位圏外だったのが、2007年は34位、2009年は14位と順位を上げて、2011年には、ついに1桁の7位にまで躍進しました。しかも、同年のリーダーシップ開発部門ではトップです。その後の総合ランキングでは、2013年が10位、2015年には再びランクアップして5位にまでなりました。

 マーシャルは、パートナーシップを非常に尊重する人です。日本でパートナー契約を結んでいるのは当社のみで、私との信頼関係も、どんどん太くなっていきます。2013年7月、2014年7月にも来日して、エグゼクティブコーチングを実践してくれました。

 こうして、マーシャルのおかげで、ようやく当社は成長へと動き出したのです。さらには別の意味でも、マーシャルは大恩人となりました。なぜなら、彼のスクールが、新たな“できる仲間”を集める場となったからです。

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