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    ~ 管理職就任への女性の不安1位は「ワーク・ライフ・バランス」 女性の活躍推進に向けて各社が取り組むべきこととは? ~

昇進・昇格に関する社員意識調査2023(男女比較版)
~ 管理職就任への女性の不安1位は「ワーク・ライフ・バランス」 女性の活躍推進に向けて各社が取り組むべきこととは? ~

会社・イベント情報

昇進・昇格に関する社員意識調査2023(男女比較版)

ビジネスコーチ株式会社は、全国の従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし・主任・係長)500人(男性283人、女性217人)および、管理職以上(課長・部長・本部長・社長)566人(男性709人、女性357人)を対象に、“昇進・昇格”に対する男女の意識の差について調査しました。

本調査は7月にリリースした「昇進・昇格に関する社員意識調査2023~ 一般社員の90%超が「社長になりたくない」 その真意とは? ~(※)」の男女比較版です。

本年6月に岸田政権より発表された「女性版骨太の方針2023」より、女性の活躍推進に向けた取り組みが各社で進む中で、「実際に昇進・昇格を望む女性はどのくらいいるのか」、「男女で仕事や昇進・昇格に対する意識の差はあるのか」、本調査で明らかにいたしました。



■調査結果トピックス

一般社員の男性が感じる、管理職になることへの不安 1位は「リーダーシップを発揮できるか(23%)」に対し、女性が感じる不安 1位は「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(27%)」

・一般社員に、将来管理職になるとした場合の不安を聞いたところ、男性は1位「リーダーシップを発揮できるか(23%)」、2位「責任の
 重さに耐えられるか(21%)」、3位は同率で「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(20%)」「心身の健康を保てるか(20%)」
 であった

・女性が感じる不安は1位「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(27%)」、2位「責任の重さに耐えられるか(26%)」、3位「心身の
 健康を保てるか(25%)」であった

・管理職に聞いた、将来社長になることへの不安について、男性は「経験が不足していないか(10%)」「成果を出せるか(18%)」
 「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(13%)」を不安要素として回答。それに対して女性は「経験が不足していないか(21%)」
 「成果を出せるか(30%)」「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(21%)」と回答し、それぞれの回答項目で7~12%も高い数値と
 なった

②「社長になりたくない」と回答した人は男女ともに多いものの、女性に関しては9割を超える結果に

・「社長になりたくない」と回答した人は男性(88%)女性(92%)となった

・「管理職になりたくない」と回答した人は男女ともに8割前後(男性76%、女性83%)いたが、女性の方が男性に比べて「なりたく
 ない」と回答している人が多かった

・「社長になりたくない」理由として、「家事育児」に関する回答など、私生活とのバランスに対する懸念は女性の方が多く、「管理職に
 なりたくない」理由では「家事育児」に関する回答は女性のみであった(自由回答)

③管理職志向・社長志向(管理職・社長になりたいと考える気持ち)を高めることについて、男性の1位は「報酬やインセンティブ」、女性の1位は「仕事のやりがいや達成感」

・男性における管理職・社長志向を高めること1位は「報酬やインセンティブ(管理職志向37%、社長志向28%)」、2位は「仕事のやりが
 いや達成感
(管理職志向31%、社長志向22%)」、続いて「会社やメンバーとの信頼関係(管理職志向22%、社長志向19%)」となった

・女性における管理職・社長志向を高めること1位は「仕事のやりがいや達成感(管理職志向36%、社長志向30%)」、2位は「会社やメン
 バーとの信頼関係
(管理職志向35%、社長志向27%)」、続いて「報酬やインセンティブ(管理職志向31%、社長志向22%)」となった

男女ともに「報酬やインセンティブ」「仕事のやりがい・達成感」「会社やメンバーとの信頼関係」が上位3つに入っているものの、
 気持ちが高まる要素が男女で異なることが明らかに

④社長職に就くとした場合の希望年収で最も多かった回答は、男性「3,000万円~4,000万円未満」、女性「2,000万円~2,500万円未満」

・男性の回答で最も多かった回答は「3,000万円~4,000万円未満(23.1%)」、2番目に多かった希望年収は「2,000万円~2,500万円未満
 (18.2%)」、女性の回答では最も多かったのは「
2,000万円~2,500万円未満(20.5%)」、2番目に「3,000万円~4,000万円未満
 (19.4%)」と、男女の回答が逆転する結果となった

社長職に就くとした場合の平均希望年収は、男性「4,422万円」、女性「3,789万円」となり、500万円近くの差が出た


■目次

・将来的に管理職/社長になるとした場合の不安
 ※既存設問項目からの制限回答形式
・職場の管理職/社長に対する印象・イメージ(自由回答)
・管理職/社長になりたい(はい・いいえ)
・「管理職/社長になりたい」と思わない理由(自由回答)
・「管理職/社長になりたい」と思う理由(自由回答)
・職場に関する以下に自身の考えにあてはまるか(はい・いいえ)
 ∟報酬水準に満足している
 ∟チャレンジしやすい企業風土だ
 ∟ロールモデル(キャリア形成上、手本としたい人物)がいる
 ∟社内でのキャリアアップを志向する(管理職や社長になりたいと考える)人が多い企業風土だ
・経営陣(社長・役員など)からの管理職/社長になることへの期待(はい・いいえ)
・"自身に足りている・足りていない能力・スキル・行動特性”(既存設問項目から複数回答)
・管理職や社長に向いている人の特徴(各既存設問項目から3つまで)
・管理職志向(管理職になりたいと考える気持ち)や社長志向(社長になりたいと考える気持ち)を高めること
 ※既存設問項目からの制限回答形式
・管理職(課長・部長)や社長になるとした場合の希望年収
・管理職/社長になって良かったと感じたこと(自由回答)

【調査結果】一般社員の男性が感じる、管理職になることへの不安 1位は「リーダーシップを発揮できるか(23.0%)」に対し、女性が感じる不安 1位は「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(27.6%)」

一般社員(男性283人、女性217人、計500人)将来、管理職になることへの不安を聞いたところ、男性の1位は「リーダーシップを発揮できるか」、女性の1位は「ワーク・ライフ・バランスを保てるか」と、異なる結果に

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・一般社員に、将来管理職になるとした場合の不安を聞いたところ、男性は1位「リーダーシップを発揮できるか(23%)」、2位「責任の
 重さに耐えられるか(21%)」、3位は同率で「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(20%)」「心身の健康を保てるか)(20%)」
 であった

・女性が感じる不安は1位「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(27%)」、2位「責任の重さに耐えられるか(26%)」、3位「心身の
 健康を保てるか(25%)」であった



将来、社長になることへの不安については管理職(男性367人、女性133人、計500人)に聞きました。

■「社長になることへの不安」 1位は男女ともに「責任の重さに耐えられるか」という結果となった

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・男性の不安 2位は「能力が不足していないか」、3位は「リーダーシップを発揮できるか」となり、対して女性の不安 2位は「成果を出せ
 るか」、
3位は「能力が不足していないか」という結果となった

・管理職に聞いた、将来社長になることへの不安について、男性は「経験が不足していないか(10%)」「成果を出せるか(18%)」「ワ
 ーク・ライフ・バランスを保てるか(13%)」を不安要素として回答。それに対して女性は「経験が不足していないか(21%)」「成果
 を出せるか(30%)」「ワーク・ライフ・バランスを保てるか(21%)」と回答し、それぞれの回答項目で7~12%も高い数値となった

【調査結果】管理職に対するイメージについて、男女ともに多かった意見は「大変、しんどい」

一般社員(男性283人、女性217人、計500人)に管理職に対するイメージを自由記述で聞いたところ、「大変、しんどい」といった回答が多く、そのほか「サービス残業、忙しい」「上の顔を伺う」などの回答も出ていた

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・「一般社員が管理職に期待する言動」が伺えないことをほのめかすような回答も多く見られたが、これは単純に一般社員には気づかれて
 いないだけなのか、リーダー力の底上げが必要なのか、各社見極めが必要だと考えられる


また、社長に対するイメージを一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に自由回答で聞きました。

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・男女ともに「管理職に対するイメージ」よりも、「社長に対するイメージ」の方が「親しみやすい」「カリスマ」「信頼できる」
 「尊敬」といったポジティブな回答が多く出ていた

【調査結果】「社長になりたくない」と回答した人は男女ともに多いものの、女性に関しては9割を超える結果に

一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に社長になりたいかを聞いたところ、男性は88.0%、女性は92.3%が「なりたくない」と回答


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・結果からも分かるように、男性に比べて女性の方が社長になりたい」と回答する人が少なかった

・「社長になりたくない」に対する具体的な理由として、「家事育児」に関する回答など、私生活とのバランスに対する懸念は女性の方が
 多かった(自由回答)

・男女ともに「実力が伴っていない」「見合う能力がない」など、自身の「能力不足」が理由として多く挙がっていた(自由回答)

・男性の「社長になりたくない」理由には、「そもそも無理」といった回答も多く見られた(自由回答)


一般社員(男性283人、女性217人、計500人)のうち、「管理職になりたくない」と回答した人は男性76.7%、女性83.4%となりました。

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・女性の方が男性に比べて、サンプル数が少ないにもかかわらず、「残業、忙しい」や「能力不足」に関する回答が多く出ていた
 (自由回答)

・また自由回答で、「家事育児」に関する懸念を回答した人は女性のみとなっており、上記も考慮すると、私生活への不安(時短勤務で
 仕事の持ち帰り、泊りを含む長時間の管理職研修等による、家事や育児への影響)が、女性は男性比べて大きいのではないかと推察される

管理職・社長ともに「なりたくない」と回答した人は男性に比べ女性の方が多いという結果となりました。

また、社長就任への第一ステップでもある管理職就任に対して、「女性だからなれない」といった回答も出ており、会社の体制(女性が管理職を目指せる風土や学びの体制、自信を持てる環境等)の整備が必要になるのではないかと考えられます。

会社ごとに異なりますが、役職登用される前に研修を行い、役職に就くための準備期間(学習期間)が設けられることも多く、役職登用者を対象に研修合宿を行うところも存在します。

上記のように、役職になる前の段階で多くの時間を要することから、候補となり得る人材の間口を狭めてしまい、結果的に役職を諦める女性も一定数いるのではないかと推察されます。それであれば、役職登用後に現場で経験を積みながら学びの機会を設けたほうが、役職登用を目指す人の増加、学びの吸収率・定着率の増加にもつながるのではないでしょうか。

【調査結果】「社長になりたい」理由は、男女ともに「給与」「名誉・名声」に関する回答が多く出る結果に

「社長になりたい」と回答した一般社員および管理職(男性78人、女性27人、計105人)の理由について、男性は「給与」に関する回答が多く見られ、女性は「給与」や「経営に関する関心」、「名誉・名声」に関する回答にばらけた

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・男性は「給与」に関する回答以外に、「経済を動かしたい」「社会貢献といった回答も多く出ていた


「管理職になりたい」と回答した一般社員(男性66人、女性36人、計102人)にも理由を聞いてみました。

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・管理職になりたい理由として男女ともに「給与」に関する回答が多かったが、特に女性は他の自由回答に比べても圧倒的に「収入アップ」「報酬を増やしたい」といったものが多く見られた

・男性は「引っ張っていきたい、リードしていきたい」といった回答も複数出ていた

【調査結果】「今の報酬水準に満足している」と回答した人は男女ともに50%弱という結果に

一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に今の報酬水準に満足しているかを聞いたところ、「当てはまる(満足している)」と回答した人は男性47.2%、女性46.6%となった

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・役職別でみると、一般社員は女性の方が男性に比べ報酬水準に満足している人が多い

・一方、管理職になると、若干ではあるが、女性よりも男性の方が満足している人が多いことが分かった


そのほか、今の職場についても様々な角度から聞いてみました。

自身の会社がチャレンジしやすい企業風土かを聞いたところ、「あてはまる」と回答した人は男女ともに50%強という結果に

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・女性の方が男性に比べ、若干高い数値となり、特に役職別で見た場合の管理職(女性)は65.4%と、全体平均を10%も
上回る結果と
 なった

・女性だけで見た場合、一般社員(55.8%)よりも管理職(65.4%)の方が、10%近く数値が高くなっている


「ロールモデル(キャリア形成上、手本としたい人物)はいるか」を聞いたところ、男女ともに「あてはまらない」と回答した人が6割を超える結果となった

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・役職別に見ると、男女ともに一般社員の方が管理職に比べて「ロールモデルがいない(あてはまらない)」と回答した人が多い
 (男性64.9%、女性69.2%)

ここで「ロールモデルがいない」と回答した人が多いことが、先述の「社長・管理職になりたいか」という質問に対して、「なりたく
 ない」と回答する人が多
かったことに関係しているのではないか


「社内でのキャリアアップを志向する(管理職や社長になりたいと考える)人が多い企業風土か」を聞いたところ、男女ともに「あてはまる」と回答した人は30%台と比較的低い数字となった

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述の質問で「社長・管理職になりたくない」と回答した人は、男性に比べて女性の方が多かったが、ここでは、「あてはまる(キャリ
 アアップを志向する人が多い企業風土だ)
」と回答した人が男性の35.7%に比べ女性の方が38.9%と若干多いという結果となった

・岸田政権にて女性版骨太指針が発表され、世の中の動きとしても女性の活躍・女性の管理職登用の話が頻度高く出ていることによる影響
 も考えられるのではないか


【調査結果】「管理職になることを期待されているか」について「はい」と回答した人は男女ともに少なく、女性においてはわずか20%を切る結果に

一般社員(男性283人、女性217人、計500人)に対して「経営陣(社長・役員など)から管理職になることを期待されているか」を聞いたところ、男性は21.2%、女性19.4%と低い数値となった

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・「はい」と回答した人が20%を切った女性に関して、「アップを邪魔する12の悪癖(※)より、女性によく見られると
 記述されている
悪癖の1つ、「完璧主義」が‟上層部からの期待を素直に受け取れない=期待されていると思えていない“という結果に繋がって
 いるのではないか

(※)女性リーダーシップ関連書のベストセラー作家 サリー・ヘルゲセン氏が、著書『コーチングの神様が教える「できる女」の法則』で
   説いている


一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に対して、「社長になることを期待されているか」についても聞いてみました。

「経営陣(社長・役員など)から社長になることを期待されているか」について「はい」と回答した人は、男女ともに9.7%と1割を切った

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・「管理職になることを期待されている」に比べ、「社長になることを期待されている」と回答した人は男女ともに少なく、一般社員の
 女性においては「はい」と回答した人がわずか3.2%という結果となった

【調査結果】「自身に足りている能力・スキル・行動特性」について、男女ともに「柔軟性」「実行力」「情況把握力」がTOP3にランクイン

一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に対して、「自身に足りている能力・スキル・行動特性は何か」を聞いたところ、男女ともに1位「柔軟性」、2位「実行力」という結果となった

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・男性の1位は「柔軟性」(36.9%)、2位は同率で「実行力」「情況把握力」(32.5%)、そして3位は「傾聴力」(30.8%)であった

・女性の1位は「柔軟性」(42.9%)、2位は「実行力」(39.1%)、3位は同率で「情況把握力」「規律性」(34.6%)であった

・管理職の女性で見ると、自身に足りているスキルとして「実行力」を挙げた人は50%を超え、「あてはまるものはない」と回答した人は
 5.3%と1桁
であった

この数値の低さは、男性に比べると管理職に就く女性まだ少ない社会で管理職に登用されていることから、能力の高さに対する周囲の
 評価とそれに対する自信が、上記の数値に表れているのではないか


「自身に足りていない能力・スキル・行動特性」についても聞いてみました。

男女ともに1位「リーダーシップ」2位「創造力」3位「発信力」と、足りていないと感じるものが一致した

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・役職別にみると、男女ともに一般社員から管理職に役職が上がると「リーダーシップが足りない」と回答した人数が10%以上下がって
 いる

・女性だけで見た場合、一般社員と管理職との間で10%以上数値に差があったのは「創造力」「発信力」。役職が上がるにつれて「創造
 力」「発信力」が足りていないと思う人が増えた

・男性だけで見た場合、一般社員と管理職との間で10%以上数値に差があったのは、「情況把握力」。役職が上がるにつれて「情況把握
 力」が足りていないと思う人が減った

・上記2点に関して、他のスキルよりも役職が上がることで発揮する必要性が高まり、現状以上の能力が求められる機会が増えたと言えるの
 ではないか

【調査結果】一般社員の男女で10%近くの差が出た、管理職に向いている人の特徴は「忍耐力がある」 管理職の男女で10%近くの差が出た、管理職に向いている人の特徴は「対話力がある」

一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に対して、「管理職に向いている人はどのような人か」を聞いたところ、男女で考え方に差が出るものがあることが明らかとなった

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・一般社員の男女においては、男性の方が女性に比べて「忍耐力がある」を選択した人の割合が高く、女性と8.8%の差が出た

・管理職の男女においては、女性の方が男性に比べて「対話力がある」を選択した人の割合が高く、男性と8.4%の差が出た

・全体を通して見ると、男女ともに1位「決断力がある」2位「責任感がある」と、管理職に向いている人物像として選んだ項目が同じ結果
 となった


「社長に向いている人の特徴」についても聞いてみました。

管理職の男女で10%以上の差が出たのは、「胆力がある」「先見性がある」となった

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・管理職の男女の回答を見ると、「社長に向いている人の特徴」に男女間で差が出たのは「胆力がある」と「先見性がある」。「胆力が
 ある」については男性の方が女性より選んだ割合が高く10.5%差、「先見性がある」については女性の方が男性より選んだ割合が高く
 13.5%差という結果となった

・男女ともに1位「決断力がある」2位「先見性がある」3位「責任感がある」と、社長に向いている人物像として選んだ項目の上位3つが
 同じ結果となった

・前設問の「管理職に向いている人の特徴」TOP5には入っていなかった、「先見性がある」が、「社長に向いている人の特徴」では2位に
 ランクインした

【調査結果】管理職志向・社長志向(管理職・社長になりたいと考える気持ち)を高めることについて、男性の1位は「報酬やインセンティブ」、女性の1位は「仕事のやりがいや達成感」

男女ともに「報酬やインセンティブ」「仕事のやりがい・達成感」「会社やメンバーとの信頼関係」が上位3つに入っているものの、その3つの順位が男女間で異なることから、志向が高まる要素が男女で異なることが明らかに

一般社員(男性283人、女性217人、計500人)に対して「管理職志向(管理職になりたいと考える気持ち)を高めることは何か」を、一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)に対して「社長志向(社長になりたいと考える気持ち)を高めることは何か」を聞いてみました。

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・男性における管理職・社長志向を高めること1位は「報酬やインセンティブ」(管理職志向37.8%、社長志向28.3%)2位は「仕事のやり
 がいや達成感」
(管理職志向31.1%、社長志向22.9%)、続いて「会社やメンバーとの信頼関係」(管理職志向22.3%、社長志向19.8%)

・女性における管理職・社長志向を高めること1位は「仕事のやりがいや達成感」(管理職志向36.9%、社長志向30.6%) 2位は「会社やメ
 ンバーとの信頼関係」
(管理職志向35.5%、社長志向27.7%)、続いて「報酬やインセンティブ」(管理職志向31.3%、社長志向22.9%)

・男性における管理職・社長志向を高めること 2位は「仕事のやりがいや達成感」、続いて「会社やメンバーとの信頼関係」

・女性における管理職・社長志向を高めること 2位は「会社やメンバーとの信頼関係」、続いて「報酬やインセンティブ」

【調査結果】社長職に就くとした場合の希望年収で最も多かった回答は、男性「3,000万円~4,000万円未満」、女性「2,000万円~2,500万円未満」

社長職に就くとした場合の希望年収の平均は、男性「4,422万円」、女性「3,789万円」となり、500万円近くの差が出る結果となった

各役職における希望年収の回答者内訳については下記の通りです。

「課長職」の希望年収を、一般社員(男性283人、女性217人、計500人)

「部長職」の希望年収を、一般社員および課長職(男性650人、女性345人、計923人)

「社長職」の希望年収を、一般社員および管理職(男性650人、女性350人、計1,000人)

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・管理職に就くとした場合の希望年収について、男女ともに最も多かったのは「1,000万円~1,500万円未満(男性37.8%、女性
 33.6%)」、続いて「800万円~900万円未満(男性15.2%、女性17.1%)」となった

・部長職に就くとした場合の希望年収については、・男女ともに「1,500万円~2,000万円未満(男性21.7%、女性20.9%)」が最も多く、
 続いて「1,000万円~1,100万円未満(男性16.0%、女性18.9%)」となった

・社長職に就くとした場合の希望年収について、男性の回答で最も多かった回答は「3,000万円~4,000万円未満(23.1%)」、2番目に多か
 った希望年収は「
2,000万円~2,500万円未満(18.2%)」、女性の回答では最も多かったのは「2,000万円~2,500万円未満(20.5%)」、
 2番目に「
3,000万円~4,000万円未満(19.4%)」と、男女それぞれの回答では1位と2位が逆転する結果となった

【調査結果】「管理職になってよかったこと」の主な理由として、男性「給与」、女性は「裁量権」と回答

男性からは「お金」「給与が上がった」「収入増加」といった回答が多く、女性は「裁量が増えた」「自分で仕事が進められる」「ある程度自由に働けるようになった」といった回答が多く出ていた

最後に、管理職(男性367人、女性133人、計500人)に、実際に「管理職になってよかったこと」について自由回答形式で聞きました。

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・男性の回答として「意見が経営に直接届く」「仕事の幅が広がった」「裁量権の拡大」といった、「自身で物事を判断して、行動する
 ことができる権利=裁量権」に関する回答も多く挙がっていた

・女性からは、「課題解決によって、自身が間違っていなかったと認められた実感を持つことができ、それが自信に繋がっている」といっ
 た回答も見られた


社長(男性59人、女性7人、計66人)に対しても、「社長になってよかったこと」を聞いたところ、「会社の成長、業績向上」が最も多い結果になりました。

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・男性の回答に関して、前問の「管理職になってよかったと感じたこと」で多く挙げられた「給与」に関する回答は、「社長になってよか
 ったと感じたこと」では少数であり、「全体の成長や社会貢献」・「裁量権」に関する回答が多かった

・女性の社長サンプル数は少ないものの、「社会貢献」に関する回答が出ていた






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調査概要

調査タイトル :昇進・昇格に関する社員意識調査2023(男女比較版)

調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし・主任・係長)500名および管理職以上(課長・部長・本部長・社長)566名(全回答者)

調査地域 :全国

調査方法 :インターネット調査

調査期間 :2023年5月29日~6月4日の7日間

有効回答数 :1066サンプル

実施機関 :ネットエイジア株式会社

 本ニュースリリースの内容の転載にあたりましては、「ビジネスコーチ調べ」と付記のうえ

 ご使用くださいますよう、お願い申し上げます。

 ビジネスコーチ株式会社  広報担当

 TEL:03-3528-8022  E-mailcontact@businesscoach.co.jp


 【ビジネスコーチ株式会社(東証グロース上場:9562)】

 社名 :ビジネスコーチ株式会社

 所在地 :〒105-0003 東京都港区西新橋1-7-14 京阪神 虎ノ門ビル12階

 設立 :2005年4月6日

 代表者 :代表取締役社長 細川 馨

 事業内容    :コーチングを活用した1対N、1対1のトレーニングの提供など
 URL :https://www.businesscoach.co.jp/