人材開発・組織開発用語:「1on1ミーティング」
人材開発・組織開発において押さえておきたいキーワード
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人材開発・組織開発用語
人材開発・組織開発に関連する専門用語について、ビジネスコーチ社が解説します。
執筆者
ビジネスコーチ株式会社
マーケティング本部 広報担当
1on1ミーティング
上司とメンバーが1対1で定期的に行う、メンバーが主体の対話。「ビジネスシーンにおける急速な環境変化」「リモート環境下における働き方の変化」「人材の多様化・流動化による人材流出・生産性低下を防ぐためのエンゲージメントの向上」をキーワードに注目が集まった。通常は1on1ミーティングの中でコーチング、ティーチング、フィードバックなどを効果的に組み合わせて、メンバーの成長支援を目的として実施するもので、ビジネスコーチ社では加えてアドバイスも必要に応じて行うことで、メンバーの成長をより促進させることができると考えている。
一般的な面談とは異なり、上司が一方的に考えを伝えたり、指示をしたり、また業務進捗の確認をしたりといった、メンバー側にプレッシャーのかかるものではない。メンバーにとって心理的安全性が高く、メンバー自身が意見や考え、感じていることなどを発信していく。
効果的な1on1ミーティングを行えるようになると、メンバーが自律型人材になり、組織が活性化し、結果的に組織の目標達成につながる。
〈1on1によって期待される効果〉
●対組織:
・組織内での意思伝達がしやすくなる
・組織の風通しが良くなる
・イノベーションが起きやすくなる
●対上司:
・メンバーが自律することで、結果的に自身の仕事に手が回りやすくなる
・自部門やチームの統制が取れる、意思疎通がしやすくなる
・早いタイミングでリスク回避ができる
・メンバーの、評価に対する納得性が高まる
●メンバー:
・仕事や職場環境に対する不安・悩みが解消されやすくなる
・自身の強みを発揮しやすくなる
・キャリアパスが描きやすくなる
・上司の理解や支援が得られ、挑戦意欲が増す