人材開発・組織開発用語:「G-PDCA」
人材開発・組織開発において押さえておきたいキーワード
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人材開発・組織開発用語
人材開発・組織開発に関連する専門用語について、ビジネスコーチ社が解説します。
執筆者
ビジネスコーチ株式会社
マーケティング本部 広報担当
G-PDCA
Goal(目標設定)-Plan(行動計画)/Do(実行)/Check(進捗管理)/Action(振り返り)の略。
PDCAのみのサイクルで完結する考え方も多いが、ビジネスコーチ社では上意下達の時代から環境変化の激しいVUCA時代へと変化し続ける現代において、未来を志向し目標を設定・共有した上で計画し実行していくことが成長・成果において非常に重要だと考え、G(Goal)を追加したG-PDCAを提唱している。
G:素晴らしい仕事を行うには素晴らしい目標を立てることが重要
目標設定を行う上で重要なポイントは以下の4つ。
1)短期/中期/長期の3つの時間軸で立てる
2)業績・業務/人材・能力開発/全社的取り組みの3つのカテゴリーで考える
3)やりたいこと(Will)/やれること(Can)/やるべきこと(Must)の視点で考える
4)4つの基本原則に基づき立てる
∟①Attainable(達成可能性かどうか)
②Attractive(魅力的かどうか)
③Measurable(測定可能かどうか)
④Time oriented(適切な時期かどうか)
P:行動計画(Action Plan)を立てる際にGoal(目標)とPlan(計画)を混同しないことが重要
優先順位を決め、スケジューリングすることで、時間をマネジメントしていく。
D:良い行動計画を立てることができたら、必ず実行に移すことが重要
「Plan(行動計画)」と「Check(進捗確認)」を定期的に繰り返し行うことで、「Do(実行)を確実にする。
C:進捗管理を行う上で、正しい「報連相」の習慣づけが重要
報告と連絡におけるポイントは以下の3つ。
1)スピード …スピード感ある報告と連絡を行うことで、そのあとの対応余力生まれ、不安を軽減させることが可能になる。
悪いニュースほど素早く行うことが重要
2)正確性 …事実と、憶測・想像を混ぜない
3)分かりやすさ…5W3Hなど、何を伝えるのかを整理する
Why/When/Where/Who/What/How/How many/How much
相談におけるポイントは以下の3つ。
1)報告・連絡同様、習慣化させる
2)課題、目的などを整理して話す
3)自身の考えや案、意見を持った上で話す
A:Action(振り返り)後にGoal(目標設定)-Plan(行動計画)へとつなげ、継続して取り組むことが重要
継続してサイクルを回すことが更なる成果・成長へとつながっていく。
サイクルを効果的に回していくために、1on1を活用し、やる気をマネジメントしていくことも重要。