【人的資本投資(部長編)】総集編
部長支援の必要性(前編・後編)/部長を機能させるための組織変革の必要性
-
人的資本投資(部長編)
”部長”というポジションに対して、どのくらいの企業が適切に投資ができているのかーー。
『人的資本投資(部長編)』の全3部作、「部長支援の必要性(前編)」「部長支援の必要性(後編)」「部長を機能させるための組織変革の必要性」の総集編をご紹介。
執筆者
ビジネスコーチ株式会社
マーケティング担当
【人的資本投資(部長編)VOL.01】なぜ今、部長に投資が必要なのか?~部長支援の必要性(前編)~
”部長”というポジションについて、多くの企業はどのように考えているだろうか。
部長は、経営層の最下位であり現場の最上位に位置する、いわば”経営と現場の結節点”だ。この”経営と現場の結節点”に位置する部長は、企業にとって経営戦略を現場で実行していく(現場を指揮し動かしていく)うえでキーマンとなる存在であるが、その点を踏まえた部長に対する育成投資や支援は、果たして十分になされているのだろうか。
本記事では、「部長が機能しないと、経営戦略の現場実装が機能しない」をテーマにおき、投資すべき部長の現状や、部長が機能しないことによる経営的インパクト、また部長への投資を行ったことによりプラスの効果をもたらした実例をお伝えしていく。
【目次】
1.序章 - 経営戦略の実装を促す”部長”。部長投資の実態とは?
2.投資すべき今の部長に何が起きているのか?
- 昔より高まった部長に対する期待値と難易度(質と量)
- 部長が”課長職”を担う現状。部課長の役割整理の曖昧さ
3.部長が機能しないことで起こる経営的インパクトとは?
- 経営と現場の結節点だからこそ、部長の動きが経営を左右する
4.部長育成投資における個別の状況を加味したフォローと、導入におけるハードルとは?
- 個別の状況に合わせた継続的なフォローが効果を最大化する
- 導入のコツは第三者からのプレッシャーとスモールスタート
5.部長育成投資がもたらす組織メリットとは?
- 部長のリーダーシップ力と職場の雰囲気が大きく変化
- 今の経営層は当時投資した部長陣 -サクセッションプラン-
【人的資本投資(部長編)VOL.02】なぜ今、部長に投資が必要なのか?~部長支援の必要性(後編)~
前編では、「部長が機能しないと、経営戦略の現場実装が機能しない」をテーマにおき、投資すべき部長の現状や、部長が機能しないことによる経営的インパクト、また部長への投資がもたらす効果(事例)について、データを活用しながら紐解いてきた。
後編では、大手企業を中心にエグゼクティブコーチとして部長支援を続けてきた、ビジネスコーチ社 専務取締役 山本氏に話を伺い、リアルな部長の現状と課題を明らかにしていく。
【目次】
1.部長の仕事は本当に部長がやるべき業務なのか?
- 課長業務を断捨離せずに自ら課長業務を対応
2.部長のプレイヤー化が組織に及ぼす影響とは?
- なくならないハラスメント、人材不足、さらには組織の成長拡大を阻害する
可能性も
3.自組織の努力だけで今の部長が”あるべき部長像”に近づけるのか?
- 時代に合わせた”部長の新スタイル”を熟知しているかがカギ
- 誰もが経験してこなかった未知の領域。だからこそ、精通した知識や過去の知見にも自ら疑問を持ち、
変化も受け入れながらハイブリッドなアプローチが必要
【人的資本投資(部長編)VOL.03】なぜ今、部長に投資が必要なのか?~部長を機能させるための組織変革の必要性~
”部長”というポジションに対して、どのくらいの企業が適切に投資ができていると
言えるのだろうか。
部長は経営と現場の結節点であり、「部長が機能しないと、経営戦略の現場実装が機能しない」。この部長に対して投資の必要性に危機感を持つ企業が増えているが、一方で、投資の難しさや運用ハードルの高さに行き詰まりを感じているところも少なくないだろう。
本記事では、大手企業を中心にエグゼクティブコーチとして部長支援を続けてきた、ビジネスコーチ社 専務取締役 山本氏に話を伺い、部長のリアルと、部長投資における組織的な課題および打開策について明らかにしていく。
【目次】
1.課長業務を背負ってしまう部長の現状とは?
- 課長業務を自らこなし、”大課長化”が進む部長
2.部長の能力要件定義と人材配置は適切か?
- 部長にすべき人材を”部長職”に配置できていない現状
- 部長の能力要件はきちんと定義できているか、定義に沿った人材評価はできているか
3.”会社のメッセージ”は現場で実践されているのか?
- 企業が見直すべきは、”会社のメッセージ”と”現場に求められるタスク”の不一致
4.自組織の努力だけで”あるべき部長”を輩出できるのか?
- 同じ体質内で検討しても変わらない。第三者の新しい視点で切り込む力が必要
- ”同質性” が引き起こすリスク。だからこそ”異質な存在”が必要