人材開発・組織開発用語:「人的資本経営」
人材開発・組織開発において押さえておきたいキーワード
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人材開発・組織開発用語
人材開発・組織開発に関連する専門用語について、ビジネスコーチ社が解説します。
執筆者
ビジネスコーチ株式会社
マーケティング本部 広報担当
人的資本経営
激しい環境変化に対応し、組織が中長期的に成長していくために、従来、経営資源の一つとして捉えられていた「人」を重要な資産として位置づけ、従業員一人一人の個性を尊重し長期的に「人」への投資をしていく経営。
人的資本経営の実現に向け、ISO30414(国際標準化機構(ISO)が定める人的資本マネジメントに関する規格)に則り、11の項目に対する情報開示が上場企業に求められている。
【ISOが定める11項目(ISO30414)】
1.コンプライアンス及び倫理
2.コスト
3.多様性
4.リーダーシップ
5.組織文化
6.組織の健全性・安全性及びウェルビーイング
7.生産性
8.採用、異動、離職
9.スキル及び能力
10.サクセッションプラン
11.労働力の利用可能性
日本においては、ISO30414より多い19項目を国として開示が望ましい項目として位置付けている。
【国として開示が望ましい19項目(出所:日経新聞)】
1.リーダーシップ
2.育成
3.スキル/経営
4.エンゲージメント
5.採用
6.維持
7.サクセッション
8.ダイバーシティ
9.非差別
10.育児休暇
11.精神的傾向
12.身体的傾向
13.安全
14.労働慣行
15.児童労働/強制労働
16.賃金の公正性
17.福利厚生
18.組合との関係
19.コンプライアンス/倫理
また、今まで主流であった人的資源経営から人的資本経営にシフトしていく中で「対話」に注目が集まってきており、ビジネスコーチ社
では「組織内での良質な対話」の促進が人的資本経営で求められる以下の5つの達成につながると考えている。
・人事戦略と経営戦略の連動
・経営陣や取締役主導の人事
・ステークホルダーとの価値創造のストーリー共有、対話
・個の自律、活性化
・選び、選ばれる関係